転職アドバイザーの佐藤クリスです。

 

大企業。イイですよね〜。

初任給もいいし、誰でも知ってるから「○○さんって一流企業で働いてるんだ!へぇ〜」と言ってもらえるし、親ウケもバツグンだし、保養地もあったりで福利厚生も手厚いし、潰れる心配皆無だし…??

 

 

 

大企業は、平気でリストラします

 

…て、まさかここまでの大企業信者は今どきいないでしょうが、当然のことながら絶対倒産しないとも限りませんし、リストラだって余裕であります。

いや、大企業だからこそ、大胆なリストラに踏み切ります。

 

台湾の企業に買収されたシャープは、3234人のリストラを実施。さらに7000人の削減が噂され、それでもなお再建は難しいといわれています。

 

不正会計で問題になった東芝は、リストラや早期退職を含めて国内外7800人の人員を削減。

世界56カ国に展開するグローバル企業の横河電機、日立建機、田辺三菱製薬といった一部上場企業も相次いでリストラや早期退職を行っています。

 

なんとあのソニーは「リストラ部屋」と呼ばれるセクションがあるのを知っていますか?

正式名称は「キャリア開発室」。

ここに送られたら最後、仕事は奪われ、退職加算金や転職エージェントの紹介を受け、退職に追い込まれるそうです。

 

公表されているだけでも、1999年から2015年までの16年間に約8万人以上がリストラにあっているというのもうなずけます。

 

このように、大企業であればあるほど会社を守る力が働き、社員を見殺しにします。

それでも大企業って、安定しているといえますかね…??

 

「安定志向」こそが生活の安定を脅かす!

 

そもそも「安定志向」ってなんでしょう?

一流企業や公務員になり、リストラされる心配のない組織で定年退職するまで働き続けることでしょうか?

 

もしそうだとしたら、それは結構ヤバイ考え方だと思います。

 

戦後の日本企業は、長らく「終身雇用」という雇用モデルで経済成長を支えていました。

個人の能力やスキルではなく、社歴を優先とした人事考査で、若いときは安月給で辛抱して働き、年功序列で役職が上がっていくにつれて給料も増えていくというシステムです。

 

このシステムにより、多くの男性は会社のために身を粉にして働き、30年ローンのマイホームを購入することが可能となりました。

しかし、バブル経済崩壊後、このシステムはもろくも崩れます。

 

終身雇用は、いわゆる「窓際族」と呼ばれるローパフォーマンス社員を生み出してきました。

別の見方をすれば、日本の法律は、簡単に社員を解雇することは難しいのです。

それが終身雇用を促進していたのですが、経済成長を続けていた時代はとうに終わり、企業も使えない社員を抱えていく体力がなくなってきました。

 

企業は生き残るために、社内の新陳代謝を図り、組織をスマートにします。

日本の法律は労働者を保護している側面が強いので、すぐ解雇、というわけには行きません。

退職金加算や転職支援などの次善策を提案し、ローパフォーマーを自主退職に追い込むのです。

 

終身雇用が崩壊した今、どんな大企業でも倒産やリストラのリスクはつきまといます。

「安定志向」などという甘い考えは、今の時代、通用しなくなってしまいました。

 

それでも安定した生活を送るにはどうしたらよいか…?

 

とはいえ、です。

アルバイトや派遣ではなく、やっぱりボーナスが出る正社員のほうがいいですし、いつ倒産するかわからないような会社より、将来が望めるような企業に入社したいと思うのは当たり前です。

 

そのためには、あなた自身が価値のある人材でなければなりません。

ビジネスパーソンとして最低限必要な3つのポイントを挙げてみました。

 

1 絶対的な安定はないことを知る

 

これは前述したとおり。大企業に就職すれさえすれば安定、という考えでは、今の時代生き残っていくのは難しいでしょう。

生きていく考え方、心構えの問題です。

 

2 情報収集力・情報分析力

 

自分に適した会社を探すのも、緊急事態にセーフティネットなどを利用するのも、そこにそれがあることを知る必要があります。

情報弱者では、最低限の助けすら求められない社会。

逆にいえば、必要な情報を探す能力さえあれば、道は開けてくるのです。

 

3 コミュニケーション能力

 

友達とのコミュニケーションは抜群なのに、会社の先輩や上司への報告では意味不明なことを言ってしまう…なんて20代が多いような気がします。

 

共有している情報が多いのが同年代。回りくどい説明をしなくても通じますし、感覚的にも近いので、曖昧な表現でも共感できてしまいます。

それに対し、会社の先輩・上司やお客様とは、年も違えば立場も違う。

 

そうした共通点の少ない人とうまくコミュニケーションをとるには、ロジカルな説明や、誰にでもわかる言い回しが必要です。

 

当たり前ですが、ビジネスで関わるのは、ほとんどが同年代以外の人々。

ビジネスの世界で生き残るには、ロジカルなコミュニケーション能力が不可欠です。

 

この3つのポイントは、今の時代を生きるビジネスパーソンの基礎だと思います。

「○○しておけさえすれば安心」という考えこそが危険だということは、頭に入れておきましょう。