転職アドバイザーの佐藤クリスです。
新型コロナウィルスの世界的流行で、世の中はすっかり変わってしまいました。
新卒・中途を含め、人材マーケットは売り手から買い手市場に180度転換。
当然、有効求人倍率も一気にガタ落ち。
2019年度は1.55倍というバブル期を超える高い水準でしたが、2020年6月は1.11倍にまで低下。
1を下回ってしまう都道府県も出てきており、沖縄県はなんと0.69倍。リーマンショック期の2009年の0.45倍に迫る数値となっています。
この先、数年は低下し続け、全国でリーマンショック期の水準に近づいていくと予想されます。
「コロナが来る前に転職しておけばよかった…」
「給与・ボーナスが減らされたのに、転職できそうもない…」
「一刻も早く転職して、パワハラ上司とおさらばしたいのに…」
などと転職を絶望視している方も多いかもしれません。
でも、安心してください。転職はまだまだ十分可能です。
ただ、これだけは気をつけてください。
"ぼっち転活"のワナにハマってしまうと、せっかくの転職の可能性をせばめてしまいます。
ぼっちは転活はキケン!
このコロナクライシスの状況下、孤独に誰の支援も受けずに転職活動する、いわゆる"ぼっち転活"はデメリットしかありません。
求人案件が少ないときこそ、転職エージェントが心強い味方となります。
転職エージェントを活用しない危険性を挙げていきましょう。
①求人案件が激減している
求人は景気と密に連動しているので、不況時は当然、求人は減ります。
飲食や観光、アパレル、製造、小売といった業種は大ダメージを受けています。このあたりの求人件数はたしかに減っています。
しかし、コロナの影響で逆に多忙になっている業界も多数あるのです。
コロナ禍でも多忙な業界
病院、製薬、衛生、広告、マスコミ、不動産、家具、家電、IT、IT周辺機器、ゲーム、学習…
病院や衛生関連は言わずもがな、テレワークなど自宅で過ごす時間が多くなったため、それらに関連する業界は人手不足となっているのです。
こうした業界の求人情報を、転職エージェントは多く抱えています。
転職エージェントを使わない手はありません。
もちろん、あなたのスキルやキャリアを判断した上で紹介してくれるので、自力だけの転職活動よりも、理想の職場が見つかる可能性は高くなります。
②自分の真の価値がわからない
転職エージェントへの登録をためらう人の傾向として多いのが、「私には大したスキルや経験がない」というものです。
でもこれは、あくまであなたの判断。
転職のプロの視点では、まったく違う見方をすることもあります。
逆に自分では「このスキルは高いほうだ」と思っていても、実は思い込みでごく一般的なレベルでしかなかったり、「これは大したことない経歴だから、書くまでもないか」と判断していたことが、ある企業にとってはとても重要な経験だったりすることがあるのです。
企業が何を、どんな人材を求めているかなんて、普通、なかなかわかりません。
転職エージェントには膨大な求人情報があり、各案件ごとのニーズも把握しています。
それらのニーズに、あなたのスキルや経験を照らし合わせてみて、適切な企業を紹介してくれるのが、転職エージェントの役割です。
とりあえず転職エージェントに登録してみたら、あなたの思わぬ適性が発見できた、といった事例も少なくありません!
ぼっち転活では、あなたの真の価値が見えないまま、孤独な戦いを強いられることになります。
③思い込みでレジュメを書いてしまう
転職活動では履歴書と職務経歴書の記入は必須ですが、転職エージェントではこれらの応募書類をまとめて「レジュメ」と呼ぶことが多いようです。
このレジュメですが、書き方によって企業側の印象が大きく違ってきます。
もし、自己流でレジュメを記入していたら、どうなってしまうか…。
企業が求めているニーズや適性を理解しないまま、見当違いなレジュメが出来上がってしまう可能性は否定できません。
特に職務経歴書は、関わった企画やプロジェクトなどをわかりやすく伝えるために、キャリアアドバイザーがしっかりとチェックします。
「キャリアが少なくて、書くことが思いつかない」
なんて場合も対処方法を教えてくれるので、思い込みで書くのではなく、しっかりアドバイスを聞きましょう。
④誰も応援してくれない
これも冗談ではなく、重要なポイントです。
転職活動に不安はつきもの。
在職中であれば、社内の人には内緒で活動せざるを得ないわけだし、悪いことではないけど、なんとなく後ろめたさを感じてしまう人が大半かと思います。
そんな心理状態だと、自信を持って面接に挑めなかったりするときもあるでしょう。
何社も面接を受けてもまったく引っかからない…なんてときは、メンタルもボロボロになり、転職を諦めてしまうかもしれません。
そこをフォローしてくれるのが、キャリアアドバイザーです。
プロの視点でアドバイスしてくれたり、「大丈夫!」と背中を押してくれるだけでも、あなたにとって大きな力となるはず。
ひと声かけてくれる存在がいるだけで、人の気持ちはだいぶ変わります。
メンタルが弱めな人でも、良きキャリアアドバイザーがついていれば、面接も怖くありません!
慎重かつ、大胆な選択を
転職は、人生の一大事です。
重要な決断には、慎重さはもちろん、大胆さも同様に必要です。
なにも私は、「職場に一つでもイヤなことがあれば転職しろ!」
などとは申しませんw。
多少嫌なことはあっても、生活のためにガマンする、という選択も、決して間違いではありません。
ただ、その職場では実現できないことにチャレンジしたくなったり、ガマンが限界を超えてきたり、今いる会社の経営状況がよろしくないようであれば、やはり転職という選択肢を真剣に考える必要はあると思います。
その際に役立つのが、転職エージェントです。
情報と味方は、多いほうが得策です。
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おすすめ転職エージェント
「転職したいけど、本当はどんな職種や業種が自分に向いてるんだろう…?」
そうお悩みの方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、転職エージェント。
担当のアドバイザーの分析や意見は、あなたの力になるはずです!
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