転職アドバイザーの佐藤クリスです。

 

●入社してみたら、実はひどいブラック企業だった

●念願の大手企業に就職!でもこの仕事、自分のやりたいこととかけ離れていた!

●会社説明会で言っていたことと、実際にやっていることがまったく違う!

●売上のために人を騙すなんてできない…

●新卒はほとんど奴隷扱い! 同期が次々と辞めていく…

 

入社前にその会社のことをいろいろ調べたとしても、実際に働いてみないとわからないことって、たくさんありますよね。

とはいえ、いかんせん社会人経験が少ないのが20代。特に新卒だったりすると、何が常識で何が非常識かさえ不確かです。

 

なので、「うちの会社、ちょっとおかしいんじゃないか?」とか、「仕事が辛すぎる」と感じたら、身近な人に相談してみましょう。

 

 

 

「会社を辞めたい」と思ったら、まず相談しよう!て誰に??

 

まず誰に相談するかですが、同僚だと近すぎるので、違う会社に就職している友人や大学の先輩、兄弟でもいいかもしれません。

 

相談はご両親などではなく同年代か、ちょっと上くらいの人がいいでしょう。

年配の方に聞くと「ナニ言ってるんだ!俺が若いころは」なんて説教を食らうかもしれませんw。

同学年の新卒の友人に話を聞く場合は、会社のグチ大会で終わらないよう注意しましょう。

あなたの話をしっかりと、客観的に聞いてくれる人がベスト。

異業種だったり、他社の文化の話を聞いたりするのも大変勉強になると思います。

 

客観的な意見をいくつか聞けば、あなたの会社が本当にブラックなのか、今の仕事があなたに向いているのかどうか、判断の材料が増えてくるはずです。

 

そして、転職の方向に気持ちが大きく傾いてきたら、今度は専門家、つまり転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

 

転職エージェントと転職サイトの違いは

 

転職しようと思ったら、まずどうしますか?

一般的には、転職サイトに登録する人が多いと思います。

 

リクナビネクスト

マイナビ転職

エン転職

DODA

@type

 

などなど、他にも業種特化型のサイトがあったりと様々。

当然、サイトを見ながら自分で会社を探すことになります。

 

自分で探せる人はいいのですが

あなたは、自分は何に向いているのか、どんなことをやってみたいのか、明確にわかっていますか?

3年ほどビジネスの経験を積んできた人ならともかく、新卒で入社して数ヶ月で辞めようとしている人、あるいはすぐ辞めてしまった人に、自分の強みがわかっているとはちょっと思えません

 

そんな人におすすめなのが、転職エージェント。

転職エージェントとは、求職者一人ひとりにアドバイザーがつき、適性や強みを見極めながら転職をサポートしてくれる無料のサービスです。

 

なぜ無料かというと、求人を出している企業から報酬を得ているからです。

あなたがたとえ新卒入社3ヶ月で退職したとしても、不利にならないような履歴書の書き方、面接の受け方などをアドバイスしてくれます。

 

転職の方向性がしっかりしている20代の方でも、転職エージェントに登録しておくと有利な情報が飛躍的に高まりますので、転職サイトと併用することをおすすめします。

 

転職エージェントが圧倒的に有利な理由は

 

担当がついてアドバイスが受けられるというのはもちろん、その他にも転職サイトと比べてメリットがあります。

 

1 自分が何に向いているのか診断してくれる

 

自分はどんな仕事をしたいのか?

向いている仕事は何なのか?

若いうちは、自分を見失うことだってあります。

何も恥ずかしいことではありません。

わからないということは、逆にいうと可能性に満ちているのです!

あなたの価値観や行動スタイルから導き出された適性と、アドバイザーからのキャリアカウンセリングで、自分でも知らなかった力が発見できるかもしれません!

 

2 非公開求人も紹介してくれる

 

転職サイトやハローワークでは募集していない求人案件、つまり未公開求人も転職エージェントは多数用意しています。

これは、転職サイトとの大きな違いです。

なぜ、転職サイトではなく、転職エージェントだけで採用活動を行う企業があるのでしょう?

転職サイトやハローワークを通して公開募集すると、不特定多数の応募者が来てしまいます。

 

いっぱい募集があったほうが選び放題でいいじゃない?と思うかもしれませんが、選考はとても大変だし、時間もかかります。採用の担当者もヒマじゃありませんw。

 

企業が求めている経験・スキル・年齢などにマッチした人材を効率よく採用するには、自由に応募できる転職サイトより、人材を厳選してくれる転職エージェントのほうが優れているわけです。

 

3 合格率がアップする!

 

転職エージェントのアドバイザーは、当然紹介する企業の情報を豊富に持っています。どういう社風なのかもおおよそつかんでいます。

転職サイトですと、応募時に面接担当者とメールや電話でのやり取りはあるでしょうが、どんなキャラなのかはまったくわかりません。

転職エージェントのアドバイザーは面接担当者ともやり取りしているので、しっかりとした面接対策を立ててくれます。

 

つまり、合格する確率がアップするということです!

 

転職エージェントは企業からお金をいただいている以上、質が悪い人材は紹介できません。

一定レベルの人材を紹介するのですが、その一定レベルだと思わせる見せ方、テクニックをアドバイザーから習得できるわけです。

また、アドバイザーが面接に同行してくれるケースもあるので、心強いですよね。

 

辞めたい!と思ったら、在職中でも迷わず登録すべし!

 

登録だけなら、別に在職中でも問題ありません。むしろ転職活動は在職中に行うべきです。

 

基本的に転職エージェントの会社に訪問して登録となりますが、電話カウンセリングを受け付けているエージェントもありますので、ご都合に合わせて利用するとよいと思います。

 

今のあなたが置かれている状況、自分の気持ちなどを素直にアドバイザーにぶつけてみてはいかがでしょうか。

きっと道が拓けてくるはずです。

 

おすすめの転職エージェントは

 

転職サイト同様、転職エージェントもいろいろあります。

 

リクルートエージェント

●DODAエージェントサービス

パソナキャリア

マイナビエージェント

エンエージェント

●type転職エージェント

 

やはり大手人材サービス企業が中心だったりします。

しかし、よく考えてみてください。

一般的に転職エージェントとは、ある程度キャリアを積んだビジネスパーソンが、次のステップとしてチャレンジしたい企業を探すために利用するサービスです。

 

ある程度経験を積んでからの転職ならまだしも、新卒で入社してすぐ会社を辞めたい人が来ても、鼻で笑われてしまうのではないか??

 

まあ、笑われはしないでしょうが、「経験がないと厳しいかもしれませんねぇ~」とやんわりいわれるか、あるいは既卒・第二新卒向けのサービスを提案されるかもしれません。

 

そうです。

高卒・大学中退・既卒・第二新卒・20代向けの転職マーケットというのもちゃんとあります。

 

若年層にターゲット絞ったエージェントサービスを提供するベンチャー企業のほか、上記で挙げたような大手転職エージェントも20代、第二新卒、既卒層を取り込むため、若者向けのサービスにも対応しています。

 

履歴書の書き方指南はもちろん、ビジネスマナーや業界研究、模擬面接など社会人経験の少ない若手層を就職まで導いてくれます。

 

20代に強い転職エージェント

 

【ハタラクティブ】

 
 

「ベストベンチャー100」にも選ばれた人材関連企業レバレジーズが運営するフリーター、既卒者向け転職エージェント。

キャリアが浅く、自分一人で転職先を探すのは難しい若年層の就職支援に特化しているので、新卒ですぐ辞めてしまった人でも安心してサポートを受けられます。

経験ではなく、人柄を重視した採用方針をとっている企業が多いのも特徴。就活アドバイザーがあなたの強みや良い部分を引き出してくれるでしょう。

 

「自分はどんな仕事に向いているのかわからない」という人でも、「自分発見カウンセリング」で働く方向性が見えてきて、適性のある職種・職業を紹介してくれます。

ビジネスマナー講座や模擬試験など、就活に必要なサポートも充実しているので、アルバイト経験しかない人にとっても最適です。

 

現在のところ、求人案件が東京、神奈川、千葉、埼玉と首都圏に限定されてしまってますが、今後全国に展開していく予定だそうです。

首都圏で転職を考えている方は、必須登録です!

 

【マイナビジョブ20's】

 
 

大手人材サービス企業のマイナビが運営する20代専門の転職エージェント。

こちらも適性診断、キャリアカウンセリング、書類・面接対策と、キャリアアドバイザーがしっかりとサポートしてくれます。

 

また、土曜日に東京・名古屋・大阪で転職支援セミナーが開催されています。

「会社を辞めようかな」と考え始めた新卒生や、入社2~3年組はぜひ参加を!

転職活動をスタートするかどうかの判断材料になるでしょう。

求人企業と蜜に連絡を取り、面接スケジュールを調整してくれるので、在職中の新卒生でも無理のない転職活動が可能です。

 

たとえ面接で落ちてしまったとしても、その理由や次の対策を一緒に考えてくれるなど、あなたを内定まで導いてくれる体制が整っています。

 

特に最近は20代の転職サポートを強化する体制になったこともあり、コンサルタントの評判も上昇しています。

 

【DODAエージェントサービス】

 
 

人材サービス企業の最大手パーソルキャリア(旧インテリジェンス)の転職エージェントです。

業界トップクラスの非公開求人数を誇り、第二新卒・未経験層など20代を積極的にポテンシャル採用する企業も多く含まれています。

 

DODAエージェントサービスの特長は、第二新卒層専任のアドバイザーがいて、それに応じたサポートをしてくれるところ。

履歴書や職務経歴書の効果的な書き方、志望動機のブラッシュアップ、面接ロールプレイングなど、新卒ですぐ会社を辞めてしまった20代でも再就職できる環境が用意されています。

 

職種にとらわれることなく、多くの案件を提案してくれるのも特長のひとつ。「営業職から事務職へ職種変更したい」といった要望にも、丁寧にアドバイスしてくれます。

 

【いい就職.com】

 
 

第二新卒・既卒の就職支援を行うブラッシュアップ・ジャパンが運営しています。

人材関連企業は、それにまつわる様々なサービスを展開しているケースが普通なのですが、このブラッシュアップ・ジャパンに関しては、ほとんど第二新卒層、いってしまえば「いい就職.com」に絞った事業を展開しているようです。

なかなか潔いですねw。

それだけ、新卒就職後3年以内の層に強い思い入れがあるといえそうです。

 

ここの特徴は、東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・広島・札幌・沖縄と対応エリアが全国に広がっていること。

「新卒入社で上京したけど、やっぱ地元で働きたいなぁ」と物思いにふけっている方はチャンスです!

 

「就職成功5つのワーク」「初めての就職 スタートアップセミナー」「自己アピール完璧セミナー」といった独自なサポートを用意し、転職活動を全面的に支援してくれます。

アドバイザーは、30代くらいまでの比較的若い方が多いので、新卒入社で転職を考えている方と同じ目線で相談してくれそうですね。

 

【リクルートエージェント】


 

 

国内最大手リクルートが運営する転職エージェントです。

転職成功31万人という実績の通り、質・ボリューム的には圧倒的な強さを見せます。

ここに登録しておけば、まず間違いないでしょう。

 

とはいえ、大手ならではの弱点もあります。

キャリアアドバイザーの質がマチマチという点です。

これはどこのエージェントでもいえるかもしれないのですが、特に利用者の不満がここにあるのは事実。

 

ですので、ほとんどキャリアのない状態での転職活動であれば、上記のハタラクティブやいい就職.comのほうが良いでしょう。

 

ただ、求人件数、情報量はトップですので、数年経験を積み、キャリアイメージをつかんでいる20代の方であれば、うまく利用できるかと思います。

 

最低3つは登録すべし!!

 

と5つの20代向けの転職エージェントを紹介しました。

正直、サービス的にはどこもしっかりしていて、そんなに差はないかもしれません。

大切なのは、あなたとアドバイザーとの相性です。

 

相性というのは、これはどうしようもありません。

運悪く対応の良くないアドバイザーに当たってしまうこともあります。

携帯ショップでもありますよね?

しっかりしたスタッフに当たればスムーズに話が進みますが、ハズレのスタッフだと何いっているのかよくわからなくて、やたら時間がかかってしまうというw。

あれと同じです。

いかに良質なアドバイザーをそろえているかという点が、エージェントとしての良し悪しといえるでしょう。

 

ですので、上記で挙げた5つのエージェントの中から、最低3つくらいは同時に登録することをおすすめします。

いろいろ紹介のメールが来ると思いますが、あなたの意思をはっきりと伝えれば問題ありません。

というか、それができなければまず就職は無理なんですけどねw。

 

研修型の就職支援サービス

 

新卒で入社した会社が実はあまりにもひどいブラック企業で、速攻辞めてしまった人や、高卒や大学を中退してしまった人は、「新卒という強みもなく、社会人経験がほとんどないのに就職できるのだろうか?」と不安を感じてしまいますよね。

 

そんな社会人経験のない人をトレーニングし、面接ができる土俵まで上げてさせ、正社員求人企業を紹介してくれる就職支援サービスも存在します。

 

ビジネスマナーや業界セミナーはもちろん、電話対応、セールストークといった実践的な研修を、10日~5週間かけて行います。

高卒、大学中退や既卒のフリーター、転職先を決めずに退職しイチからビジネスパーソンの基礎を学び直したい人、あるいはまったく未経験だけどITエンジニアを目指したい人などが対象になります。

 

【ジェイック】

 
 

既卒やフリーターを対象に、就職成功率80.3%を謳っているのがジェイック

就職・転職支援や社員教育など各種セミナーを開催しているジェイックが運営しています。

 

ここの特徴は、10日間の無料就活講座を受講後、書類審査なしで優良企業20社を紹介してくれるところ。

 

「就活支援講座」は、ビジネスマナー、セールストーク、商談ロープレなど、新卒生が受ける入社研修なみのかなり本格的な内容です。

厳しめの研修なので、入社後数ヶ月で辞めてしまった新卒なんかより、よっぽど使える人材になっている可能性もあります!

企業に対しては、未経験者をきっちり鍛えて、社会に出ても恥ずかしくない人材にしてから面接に通すということを売りにしているみたいですね。

今の自分を変えて、社会に少しでも貢献したい!

 

なんとしてでも正社員になりたい!

と考えている20代は、ここでチャレンジすることをおすすめします。

 

【ウズウズカレッジ】


 
 

「第二新卒ナビ」のUZUZが運営している既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。

 

まず、コースが3つあります。

・ハイブリッドコース 期間:5週間

 →まったくの未経験者がITエンジニアや営業になるための研修

ITエンジニアコース 期間:4週間

 →まったくの未経験者がITエンジニアになるための研修

・営業コース 期間:4週間

 →まったくの未経験者が営業になるための研修

 

IT企業に強いUZUZの特徴がはっきりと出ていますね。

「ネットやメールしかできないけど、なんとなくプログラマーやSEって給料高そうだしイイよね」という人は、迷わず「ITエンジニアコース」ですね!

時間に余裕のある人や、いろいろ勉強してみたい人は「ハイブリッドコース」でみっちり学ぶのもいいでしょう。

WordExcelといったビジネスパーソン必須の基本スキルの講習もあるので、パソコンが苦手な人も安心です。

 

研修が終了するとJAIC同様、書類審査なしの合同面接会を開催します。

 

上記ふたつの研修型就職支援サービスは、あなたの志向や好みでどちらか選択したほうがいいでしょう。

スピード重視なら研修期間10日間のJAICIT志望であればウズウズカレッジということになります。

 

サイトを見ていただけばわかると思いますが、中身はほとんど同じですが、ノリが違います。

これは好みの問題なので、あなたの直感で選んでください。

 

新卒ですぐ辞めちゃった人でも、チャンスはいくらでもあります。

大切なのは、諦めないことです!