転職アドバイザーの佐藤クリスです。

 

「いまの若い子たち、ゆとり世代は辛抱って言葉を知らんな!何か気に入らないことがあると、すぐ会社辞めちゃう」

 

なんて声、聞いたことありませんか?

 

すぐ会社を辞めてしまうからといって、それは必ずしもゆとり世代が辛抱強くなかったり、ガマンが足りないせいではありません。

そんな発言をしてしまうのは、リーマンショック以前の終身雇用が続いていた時代から頭が切り替えられていない証拠です。

 

現在では、新卒で入社した会社にずっと居続けることは、リスクでしかありません。

 

 

30歳までには新卒で入社した会社を辞めている

 

なぜ同じ会社に在籍し続けるとはリスクなのか?

それは、個人のスキルや知識、人脈の固定化を招くからです。


 

逆にいうと、終身雇用がうまく続いていた時代は、ずっと同じ会社にしがみついているべきでした。

リストラの心配はありませんし、昇進は遅いかもしれませんが、それこそガマンしていたらそれなりのポストにはありつけたからです。

 

しかし、今は会社が社員の生活を保証してくれるわけではありません。

自分自身のキャリアを自分で作り上げていくことでしか、自分を守る術がない時代になってしまいました。

 

そんな時代だからこそ、自分で必要なスキルや知識を身に付け、自分で動いて人脈を構築していくしかないのです。

 

現に若年層の転職は、ここ20年で増加しています。

 

厚労省が実施している「若年者就業実態調査(30歳未満の労働者対象)」という調査があります。

「初めて勤務した会社で現在勤務していない」という設問の回答は、

 

1997年⇒28.2%

2013年⇒47.3%


 

という結果となっており、16年間で20%近く、若年層の約半分が新卒で入社した会社を20代で退職している実態が明らかにされています。

 

これは何を意味しているのでしょうか。

 

転職は、社会の要請である

 

今の20代のみなさんはいわゆる「ゆとり世代」だと思いますが、ゆとり教育と呼応するかのように政府はフリーター・ニート対策として「キャリア教育」を打ち出しました。

 

キャリア教育とは何かというと、「学校と社会との交わりのなかで、望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身につけさせるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育」ということだそうです。

 

つまり、小学校低学年のうちから街で働く人々と触れ合い、そこで学んだことをまとめ、発表するなどといった授業が取り入れられたのです。

 

その目的は、フリーター・ニート対策とともに、キャリアプランニング力、つまり自分のキャリアを自ら形成する力を身につかせることです。

 

20代のみなさんは、自分のキャリアを自分でつくっていく教育を受けてきているわけです。

ですので、若年層の転職が増加するのはある意味当然であるし、誰からも文句をいわれる筋合のものでもありません。

 

ある意味、転職は社会の要請であるともいえます。

自信を持って次のステップを踏むだけです。


 
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