転職アドバイザーの佐藤クリスです。

 

就活や転職活動で大切だ、重要だとよく言われるのが「自己分析」。
どうしてその職種に、なぜその会社で働きたいのか。
そうした仕事選びの軸となるのが自己分析だと考えられています。

 

しかし、ぶっちゃけ大変ですよね、あれw
場合によっては100近い設問があったりして、挙句の果てに「協調性が低い」「一貫性がない」とか診断されたりして、お前におれの何がわかるんだ!と叫びたくなりますよねw

 

今回は、たった10問の設問で確実性の高い「ショートビッグファイブテスト」をご紹介します。

 

 

自己分析や性格を見抜くビッグファイブ

 

性格診断や自己分析の心理テストは数多くありますが、現在、もっとも確実性が高く、信頼されているのが「ビッグファイブ理論」。
性格因子を5つに分類し、類推するという方法です。
5つの性格因子は、以下の通り。

 

●「外向性」…社交性、積極性、活動性
●「協調性」…共感性、利他性、優しさ
●「誠実性」…真面目さ、勤勉さ、責任感
●「神経症的傾向」…不安、緊張、イライラ
●「開放性」…好奇心、想像力、新しいものが好き

 

これらの性格因子を把握することにより、自分は営業向きなのか、あるいは専門職なのか、確実性を要求される仕事が向いているのか、独創的なアイデアを活かせる仕事が得意なのか、といったことが判断できるのです。

 

もちろん、人の性格も類推可能です。

 

自己分析できるたった10個の設問

 

本来のビッグファイブテストですと、60くらいの設問があるのですが、妥当性を維持しながらも簡略化したのがショートビッグファイブテストです。
設問数は少ないですが、研究を重ね、本来のビッグファイブテストとほぼ同じような結果になるようになっていると言われています。

 

work1

以下の設問を直感で自己採点してください。

 

●まったく当てはまらない…0

●あまり当てはまらない…1

●どちらともいえない…2

●当てはまる…3

●完璧に当てはまる…4

 

Q1

初対面の人でも会うのが苦ではなく、楽しめますか?

 

Q2

思いやりがあり、誰にでも公平に親切な行動がとれますか?

 

Q3

課題をきっちりこなし、手際よく効率的に行なえますか?

 

Q4

心配事が多く、不安になりやすい性格ですか?

 

Q5

好奇心が強く、新しいものが好きですか?

 

Q6

大勢の中にいるのが苦手で、恥ずかしがり屋ですか?

 

Q7

他人に対してあまり関心がなく、率直な物言いをよくしてしまいますか?

 

Q8

あまり考えずに、ギリギリになってから慌てて行動してしまうことがよくありますか?

 

Q9

悩みごとが少なく、落ち着いていて平穏なタイプですか?

 

Q10

常識的、現実的で保守的なタイプですか?

 

work2

採点できましたでしょうか?

それでは、ここから少し計算をします。

Q6〜Q10までの点数を反転してください。

 

0→4

1→3

2→2

3→1

4→0

 

work3

各性格因子の計算に入ります。

 

●「外向性」 Q1と反転後のQ6の点数を足す。

●「協調性」 Q2と反転後のQ7の点数を足す。

●「誠実性」 Q3と反転後のQ8の点数を足す。

●「神経症的傾向」 Q4と反転後のQ9の点数を足す。

●「開放性」 Q5と反転後のQ10の点数を足す。

 

さて、結果はいかがだったでしょうか?

各因子の合計点数が0~4点だったら、その要素は低め、5〜8点の場合は高め、という感じで判断します。

 

外向性が高ければ、営業や接客業など人と接する仕事が向いているでしょうし、反対に低くても協調性や誠実性が高ければ、デスクワークや技術職といったコツコツ進めていく職種が向いているといえるでしょう。

 

神経症的傾向が高いとストレスに過敏であったり、うつ病になりやすかったりといった傾向があったりします。

でも安心してください。

ミスを極端に嫌う性格なので、医療関係など正確性が必要な仕事や、繊細さを生かしたアーティスティックな仕事にもその特性を活かせるでしょう。

 

開放性が高い人は、クリエイティブな仕事全般にチャレンジする傾向があります。

常識にとらわれない大胆な発想を武器にできます。

逆に開放性が低い人は、確実性や安定感を必要とする仕事がいいでしょう。

大企業や官公庁など、権威あるものを好む傾向もあります。

 

転職でもっとも重要な性格因子は…?

 

転職に限らず仕事において、もっとも重要な性格因子は何だと思いますか?

 

それはもちろん、誠実性です。

 

誠実性が高い人はセルフコントロール能力があり、ニーズに向き合ってしっかり応えていく性質を持っているので、信頼も得られやすいですし、日頃の努力が大きな成果となる可能性も十分にあります。

 

もし、誠実性が低かったとしても、例えば開放性が高かった場合、短期集中でアイデアを活かしてリスクにチャレンジするといったジェットコースター的な事業展開も考えられます。

 

とはいえ、それはある種の才能や度胸、運も必要です。

誠実性は、心がけ次第で後天的に伸ばしていくことができる特性でもあります。

基本的には、誠実性を伸ばしていく努力をしていくのが得策だと思います。

 

特に面接では、誠実性や協調性を見られる割合が高いでしょう。

仕事の期限や約束が守れなかったり、必要な連絡を怠ったりといった人は、まず信頼は得られません。

もしそんな傾向が自分にあるな…という場合は、要注意。

まずは言われたことをきっちりとこなす誠実さを示しましょう。

その積み重ねが、あなたへの信頼となって帰ってきます。

 

これから転職を考えている方は、このショートビッグファイブテストをやってみて、本当はどんな職種が向いているのか、どんな指向性があるのかを、今一度確認してみると良いでしょう。

 

転職を考えている会社や部署によって、そこが好みそうな性格因子を類推することもできるので、面接対策にもなります。

 
 
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